前回の記事で、免疫力を適正に保つための4つの具体策を紹介しました。
①よく噛んで、バランスのよい食事をする
②規則正しい生活をする(早寝早起き・心地よい入浴・睡眠など)
③自然に触れたり、日光に当たったり、適度な運動をする
④よく笑い、楽観的に生き、精神の安定を図る
今日は「①よく噛んで、バランスのよい食事をする」について考えてみましょう。
食・栄養については、様々な考え方があり、情報が溢れています。どれが正しいのだろうかと迷ったり、悩んだりした経験のある方も多いのではないでしょうか。
食を整えるための3つのポイントをお伝えします。
①カラダに良いものを食べること
②カラダに悪いものをなるべく避けること
③おおらかに考えて囚われすぎないこと
どんな方にとっても、考え方の軸になるポイントです。本日は①②について考えます。
①カラダに良いものを食べる
カラダに良いものとは何でしょう。それは「そのときの自分のカラダに合ったもの」です。
昔から食は「身土不二(しんどふじ)」がいい、「一物全体(いちぶつぜんたい)」がいい、と言われてきました。
身土不二とはその土地、その季節に取れたものを、含有されている微生物ごとすべて頂く、という意味です。旬の食べ物やたくさんの微生物以上に私たちの身体を整えてくれるものはありません。
食べたものが血となり、肉となります。旬のものを知り、美味しく、ありがたく、食べましょう!
②カラダに悪いものをなるべく避ける
カラダに合わないものはなるべく避けます。人のカラダは基本的に、農薬・添加物・化学物質など、人工的なものは苦手です。加工されすぎたものは分解吸収にとても力を使います。
特に、調味料選びは大切なポイントです。日本人になじみの深い、味噌・醤油・みりん・酢などは、日本の穀物を発酵させたものです。そこには微生物の働き、命の営みが存在します。また、熟成の過程で各種栄養素や酵素が多く含まれていきます。
しかし、工場であっという間に作られていく、なんちゃって調味料も多く出回っています。味も見た目もほとんど変わりませんが、中身はずいぶん違います。
スーパーには様々な調味料がありますが、なんちゃって調味料を見分けるのは簡単です。裏の成分表示をご覧ください。カタカナが多いものは工業製品の可能性が高いです。
また、天然醸造のものは出荷までに多くの手間暇がかかりますので、比較的高価です。工業製品のように合理的に作られたものは、安価になります。
なんちゃって調味料では、免疫力は整いません。工業製品のような調味料には、微生物の命の営みがないのです。『命なきもの、命の糧とならず』です。
手間暇かけて作られた天然醸造のものは、カラダを元気に美しく整えてくれます。
調味料は色々ありますが、最低限、味噌・醤油・料理酒・みりん・塩を天然醸造のもので揃えてみましょう。
エネルギーが詰まった旬の食物を天然の調味料で調理し、命の糧とする。とてもシンプル。自分好みの調味料を探してみるのも楽しいものです。
どうしても工業製品のものを多く食べるときは、両方の歯でよくかんで、唾液をしっかり出します。分解・解毒が促進されます。唾液のパワーは凄いですよ!
*本記事は日頃の活動で得た情報をまとめたものです。
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