マスクについて考えてみます。
2020年1月、マスクが店頭から消えました。布マスクを手作りする人が増えました。4月からアベノマスク(ガーゼマスク)の配布が始まりました。
マスクの生産・在庫数量の推移です。2020年に急激に増加しました。
生産されているマスクの9割は不織布マスクです。不織布とは、文字通り「織っていない布」のこと。熱的・機械的・化学的作用により、繊維を接着またはからみ合わせた薄いシート状の布のことです。
不織布マスクの素材で多いのが「PP(ポリプロピレン)」です。ポリプロピレンはプラスチックの素材の1つ。不織布マスクは紙のように見えますが、石油製品です。
マスクは「雑貨」です。医薬品や医薬部外品ではありません。そのため、マスクは効能・効果を謳えません。日本衛生材料工業連合会はマスクの表示・広告自主基準に「効果を謳うことはできない」とあります。
マスクの穴の大きさは直径5ミクロン、ウイルスの大きさは0.02~0.1ミクロン。飛沫の大きさは5~20ミクロン程。ウイルスも小さな飛沫もマスクの穴を筒抜けです。
マスクの長時間・長期間の着用により、マスクによる健康被害が増加しています。異常が生じた場合は使用を中止します。
・・・昨年8月、米ブラウン大学が、幼児期の知能、コミュニケーション能力など認知機能の発達を分析。その結果、新型コロナのパンデミック以前(2011〜2019年)に生まれた3か月〜3才の乳幼児の認知機能のテストの平均スコアを100とすると、パンデミック中(2020、2021年)に生まれた乳幼児の平均スコアは78だった。なんと、その成績は約20%も低下していたのだ。
「マスクは、子供の脳から酸素を奪います」。そう主張したのはドイツの神経科医マーガレッタ・グリーズ・ブリッソン医師だ。彼女は子供がマスクの着用を続けると慢性的な酸欠状態になるとして、2020年に公開した動画で次のように警鐘を鳴らした・・・
・・・北海道札幌市にある呼吸器専門病院・医大前南4条内科院長の田中裕士さんはいう。マスクをすると息苦しく、よりたくさん息を吸おうと口呼吸になりやすい。鼻呼吸の場合、鼻の中で空気中の雑菌やゴミをキャッチしてフィルタリングしますが、口呼吸だと雑菌やゴミが直接のどに入るため体調を崩しやすい。
また乾いた空気がそのまま体内に入ることで、口腔内が乾いてしまって雑菌や細菌が繁殖しやすくなり、口臭が生じやすくなります。さらに口の中が乾くと、唾液による抗菌作用が働きにくくなり、虫歯や歯周病になる可能性があります・・・
厚生労働省は無症状者にマスク着用を求めていません。症状のある人に着用を求めているだけです。
「感染している人からの飛沫を防ぐ効果は期待できないので、過信しないようにしてください。マスクは、症状等ある方が飛沫によって他人に感染させないために有効です。一方で、他人からの飛沫を防ぐ予防効果は相当混み合っていない限り、あまり認められていません。」
厚生労働省は咳エチケットには3種類あると啓発しています。マスク着用に限定していません。
厚生労働省は未就学児にマスク着用を求めていません。
問 18 保育所等で子どもにマスクは着用させるべきか。また、保育士がマスクを着用するに当たって注意すべき点などはあるか。
○ 子どもについては、子ども一人一人の発達の状況を踏まえる必要があることから、一律にマスクを着用することは求めていません。特に2歳未満では、息苦しさや体調不良を訴えることや、自分で外すことが困難であることから、窒息や熱中症のリスクが高まるため、着用は奨められません。2歳以上の場合で、登園している子どもが保護者の希望などからマスクを着用している場合でも、正しくぴったりとマスクを着用することは子どもには難しいことも多いことから、常に正しく着用しているかどうかに注意を向けることよりも、マスク着用によって息苦しさを感じていないかどうか、嘔吐したり口の中に異物が入ったりしていないかなどの体調変化について十分に注意していただき、本人の調子が悪い場合や持続的なマスクの着用が難しい場合は、無理して着用させず、外すようにしてください。また、当然ながら、午睡の際にはマスクを外させるようにお願いします。(なお、WHO は5歳以下の子どもへのマスクの着用は必ずしも必要ないとしています。)
みんなの笑顔を守る会で行った「お子様のマスクに関するアンケート」(2021年6月実施/回答数1,179)では「マスクが感染症対策として有効だと思いますか?」という問いに対し、「有効」39%「有効でない」34.2%「分からない」26.8%という結果でした。
みんなの笑顔を守る会が働きかけて、岐阜県が作成してくれたカードがあります。
濃厚接触者の正式な定義です。マスクについての記載はありません。総合的に判断するとあります。
「手で触れることの出来る距離(目安として1メートル)で、必要な感染予防策なしで、「患者(確定例)」と 15 分以上の接触があった者(周辺の環境や接触の状況等個々の状況から患者の感染性を総合的に判断する)。」
みんなの笑顔を守る会作成「ノーマスク=濃厚接触者・・・ではなかった!」
マスク着用は任意です。
子どもにマスクをさせるかどうかは、保護者が決めることです。
一人ひとりの選択です。
*本記事は日頃の活動で得た情報をまとめたものです。
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